ボッシュ、800V EV テクノロジーの生産を開始
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ボッシュ、800V EV テクノロジーの生産を開始

Jun 17, 2023

ボッシュは、ドイツのヒルデスハイム工場で電気自動車用の新しい 800V パワートレイン システムの量産を開始します。

油冷式 i-pin バー モーター技術と炭化ケイ素 (SiC) パワー デバイスを組み合わせることで、電気モーターの出力密度が最大 35% 向上します。

効率の向上により、熱損失が半分になり、重量が軽減され、よりコンパクトな設計が可能になります。 ドイツの高級自動車メーカーは、パワートレインのアクティブ部品、つまりローターとステーターを初めて使用しています。

同じ電流でも 2 倍の電圧であれば、2 倍の電力を伝送できるようになります。 この変更により、ケーブルをより細くすることができ、スペース、重量、銅線量を節約できます。 その結果、インバータはよりコンパクトかつ強力になります。 400 ボルトのオンボード ネットワークにより、十分強力な充電スポットでの最大充電電力は 250 キロワットです。 800 ボルトの場合、理論的にはこれの 2 倍が可能です。

現在量産が開始されている 800V 電気モーターのトルクは 830 Nm、出力は 460 キロワットです。 Iピンバー巻線の使用により、モーターの効率、コンパクトさ、生産の自動化レベルがさらに向上します。

電力重量比に関しては、これにより電力密度が 35% 向上し、1 キログラムあたり 60 キロワットになります。 これに加えて、1キログラムあたり105ニュートンメートルのトルク密度を実現します。 これは、ボッシュ モーターが最大 98% の最大効率を達成することを意味します。 次世代の電気モーターは油冷を特徴とします。 これにより、電気モーターで発生する熱がより効率的に排出され、商用車だけでなく長距離でも継続的に強力な運転が保証されます。

SiC チップには、さらに多くのエネルギー節約の可能性が秘められています。たとえば、インバータの効率が 99% も向上します。

「ボッシュはエレクトロモビリティの可能性を高めています。 当社の 800 ボルト技術は、より強力な電動パワートレインと充電時間の短縮に向けた次のステップです」とボッシュのパワートレイン ソリューション部門で電動化を担当する執行副社長、ラルフ シュミットは述べています。

ボッシュは現在、350 万台以上の電気モーターと同数のインバーターを製造しています。

www.bosch.com